ハチの種類について 害虫のプロが詳しく解説します!

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集団で巣をつくる蜂も、他の多くの虫と同じように、春から秋がその活動期間です。スズメバチやアシナガバチ、ミツバチといったハチ以外にも、今ではツマアカスズメバチなどの外来種のハチも存在しており、全国的にもハチによる被害が多く出ています。身近に存在するミツバチのようなハチであれば、どんなハチかは容易に想像でき、危険な目に遭わないように行動できますが、あまり普段目にしない獰猛で猛毒を持つハチは、どのような生態があるか知っておくことで被害を防ぐこともできるでしょう。ここでは、身近にいるハチの種類についてご紹介していきます。

ハチの種類

一般的にハチの種類はスズメバチやミツバチ、クマバチといったように、数種類のハチが存在していると認識されている方も少なくないでしょう。実は、蜂は世界中に20万種以上が生息している昆虫です。日本におけるハチの種類は4,000種類を超えており、想像をはるかに超える種類のハチが生息し、その姿・生態は多様なパターンに分かれています。代表的なハチの種類としては、「ハバチ科」「ミツバチ科」「ヒメハナバチ科」「アナバチ科」「スズメバチ科」「アリバチ科」といったものがあり、一見同じようなハチに見えても、実は種類が違う場合があります。

危険なハチの種類

多くのハチの種類の中でも危険なハチはどのようなハチなのでしょうか。

ミツバチ


一見危険が無いように見えるミツバチですが、一斉攻撃をするなどの凶暴な一面もあり、針があることから刺される可能性もあります。また、アナフィラキシーショックという症状が発症し、危険な状態になる場合もあります。巣の群れ自体が冬を越すため、一時的に女王蜂のみが生き残る他の蜂に比べ、活動や産卵の再開時期が非常に早いのが特徴です。1年を通し、積極的に攻撃してくることのないおとなしい性質をしていますが、冬を越す準備をしている時期(10~11月頃)越冬から活動を再開した直後(2~3月頃)と、寒い時期には敵への攻撃性が増すことがわかっています。冬だからといって、ミツバチの巣や巣箱に近づくのはやめておきましょう。また、巣に近づくもの、敵とみなしたものに対する攻撃性は、スズメバチ・アシナガバチと比べても年間通じて、非常に強い傾向にあります。

クマバチ


クマバチは、体長が 22~23mm もある比較的に大きなハチです。羽音も低いうなるような音で大きく響いてくるため、人に恐怖心を抱かせます。クマバチにはミツバチのように集団で営巣する社会性がなく、成虫のオス・メスそれぞれが単独行動をしています。ハチといえば毒針で刺すものと思いがちですが、クマバチで針を持っているのはメスだけで、オスには針がありません。クマバチの針はミツバチなどよりも太く、刺された瞬間には強い痛みを感じます。しかし、毒性が比較的に弱いため、刺し傷の炎症は大したことはありません。市販のハチ刺されに効くステロイド外用薬(抗炎症薬)を塗るだけで十分です。ただし、これまでにハチに刺された経験のある人は要注意です。その場合、こちらも激しい全身性のアレルギー症状であるアナフィラキシーショックを引き起こす可能性があります。

スズメバチ


スズメバチは、ミツバチと同じようにハチの中でも最も社会性を発達させたハチです。大きな巣を作って、共同で巣を守り、子孫を育てます。9月中旬~10月中旬にかけて交尾の時期を迎え攻撃的になります。巣があるのに気付かないで不用意に近づくと、スズメバチの大群に集中攻撃されます。また、スズメバチはミツバチのように一度針を刺したら終わりではなく、何回も刺される可能性があり、ハチの中でも最も凶暴で、毒も強く、集団で人を襲うことから一番危険性が高いとされています。スズメバチ類の中でも特に気を付けたいのが、オオスズメバチです。名前が示すとおり、最も大型のハチです。女王バチで40~45mm、働きバチでも30~40mmの大きさになります。他のハチを襲うほど攻撃的で毒性も最大なので特に注意が必要です。

アシナガバチ


アシナガバチはその名が示す通り足が長いという特徴をもっており、世界中では1000種以上もの種があることが知られています。日本では11種の生息が確認されています。見た目は危険そうに見えるハチですが、アシナガバチはスズメバチと比べると性質はおとなしく、こちらから何か刺激するようなことや巣への攻撃などをしない限りは、刺すことは滅多にありません。しかし針や毒はある為、むやみに近づくのは危険です。アシナガバチに刺されたときの痛みは強烈で、スズメバチに刺されたのと同じくらいかそれ以上に痛いと感じる人もいます。

ヒナハナバチ

体長は個体によって多少違いはありますが、大体10~13㎜くらいの種類が多く、日本に生息しているだけで、24種類が確認されています。ヒナハナバチはミツバチや、アシナガバチと違い単独生活を行っている為、子育てをするとはありません。地下に営巣し、幼虫の餌となる密、花粉を巣の壁に貼りつけ巣の穴を閉じいてしまいます。幼虫は用意された餌を食べ成虫となります。
ヒナハナバチは、ミツバチ同様、毒針を持っていますが毒性は弱く、こちらから刺激をしない限り攻撃をしてくることは滅多にありません。

ハチの巣の特徴

それぞれハチの種類が異なるように、ハチの巣も種類ごとに異なります。同じように見えるハチの巣も、それぞれ所有しているハチの種類があり、巣の特徴を理解しておくと、森などでハチの巣を見つけた際に近くにいるハチの特徴もつかめるでしょう。蜂巣が作られやすい場所は主に家の軒下、天井(屋根)裏、床下、庭の木、生け垣、土の中などです。例えば一番危険性の高いオオスズメバチは、ネズミやヘビなどが使っていた土の穴を巣として使います。外からは見つけにくいので、知らずに踏みつけたり、刺激してしまう危険性が高いので注意が必要です。また、ハチの巣が家に作られた場合には110番して警察を呼んでも駆除はしてくれません。ハチの巣の駆除には、巣の種類を特定する必要があります。ただし、不用意に近づいたりすると、ハチを刺激してしまいます。ハチは巣をおびやかす敵を全力で攻撃してくるので、2メートル以上は絶対に近づかないでください。自分で駆除をしようとせず、プロの害虫業者に任せることをおススメします。

まとめ

ここまで、ハチの種類やハチの巣についてご紹介してきました。ハチには多くの種類があり、その種類ごとに特徴も異なります。ハチの巣を見つけたら、びっくりしてしまうと思います。でも、大きな声を出したり、激しい動きをしたり、蜂を刺激しないようにしましょう。
アウトドアの最中や、家にハチの巣が出来てしまったときなど、どのようなハチが近くにいるのか、危険性はあるのかなどを、ハチの種類を理解することで回避できることもあるでしょう。ハチは、一度攻撃されると、警戒を強めます。人の攻撃も覚えている為、自分で駆除しようとして失敗すると、攻撃される可能性が倍増してしまいます。ご自身で駆除するのが不安な方は、まず弊社まで是非ご相談ください。