サル痘・ウイルス感染症対策!掃除・消毒をして感染を防ぎましょう!

欧米を中心に世界中で猛威を奮う「サル痘」。既に世界で35,000人以上の感染者がWHO(世界保健機関)に報告されており、WHOはサル痘が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当すると宣言しています。今年7月に国内初の感染者が確認されて以来、8月現在までに日本では4人の感染者が報告されています。「新型コロナウイルスだけでも大変なのに、続いてサル痘まで…」とパニックになる前に、正しく知識を身に着けて、身近な所から対策を行っていきましょう。

 

当社ではサル痘の消毒作業も承っております。有事の際はお気軽にご相談・お問い合わせください。

過去に実施したた消毒作業の事例

京都市中京区 新型コロナウイルス 消毒殺菌作業(企業オフィス)

京都市南区 新型コロナウイルス 消毒殺菌作業(介護施設)

 

サル痘とは?

サル痘とは、ウイルスによって人や動物に引き起こされる感染症です。最初にサルから発見されたことで「サル痘」と名付けられましたが、本来はアフリカでネズミなど齧歯類の動物から人間やサルに感染する病気として知られています。男性の同性愛者に感染者が多いとされていますが、肌に患部が直接触れるような接触であれば、性別に関係なく誰でも感染する恐れがあります。

 

 

どんな症状が出るの?

・発疹(ほっしん)や水疱(水ぶくれ)が特徴
・新型コロナウイルスに比べて感染力は低い

サル痘は通常1~2週間の潜伏期間を経て発症し、典型的には発熱や頭痛、リンパ節の腫れといった症状が現れた後、非常に痛くてかゆい発疹(ほっしん)・水疱(水ぶくれ)が顔や手足に広がります。新型コロナウイルスと比べると感染力が低いとされています。成人では発症から2~4週間で自然に治る人も多いですが、子どもや妊婦など免疫力の低下している人は重症化する場合もあるので注意が必要です。

湿疹・イボのイラスト(顔)湿疹・イボのイラスト(足)湿疹・イボのイラスト(手)

 

 

どうやって感染するの?

感染経路は接触感染(間接的な接触を含む)、飛沫感染

感染者の体液や皮膚・病変部分に触れることが感染の主な原因と考えられています(接触感染)。また、感染者が使った寝具に触れたことによる感染も報告されており(間接的な接触)、感染者と至近距離で会話するなど長時間飛沫を浴び続けることでも感染のリスクがあるとされています(飛沫感染)。

 

 

感染を防ぐ対策は?

接触感染と飛沫感染は新型コロナウイルスの感染経路でもあるので、現在私たちが行っている感染対策がほぼそのままサル痘への対策にもなります。マスクの着用・咳エチケットの徹底や手洗い、室内の換気なども有効ですが、今回注目したいのは接触感染への対策です。マスクや手洗いは徹底している方も多いと思いますが、接触感染の対策は思いのほか見過ごされがちです。そこで、今回は接触感染を防ぐ方法を考えていきたいと思います。

 

アルコール消毒をする

サル痘ウイルスにもアルコール消毒での除菌は非常に有効です。70-80%の濃度に調整された消毒用アルコールを使用し、ドアノブやトイレなど、手で触れる箇所を拭き取りましょう。その際、汚れや水気は予め取り除いておくのが望ましいです。余分な水分があるとアルコールの濃度が薄まってしまい、十分な効果が得られない場合があります。手指用のアルコール消毒を行う際も、必ず手洗い後に水気を拭き取ってから使用しましょう。

 

詳しい内容を知りたい方は、こちらの消毒方法をまとめたページをご参照ください。

自分でできる新型コロナウイルスの消毒方法について解説します!

アルコール消毒

 

室内を清潔に保つ

清潔な環境を保つには、やはり掃除をすることが必要です。一見キレイに思える室内でもウイルスは色々な所に付着しており、エアコンや衣類にもウイルスが付着している場合があります。基本的にエアコンの仕組みとしては、室内の空気を取り入れ、そのまま室内に出すものが多いです。そのため、エアコンを長く使っていると室内の空気中に含まれるホコリや花粉、ウイルスなどがフィルターに溜まっていってしまいます。エアコンを使用している期間は2~3週間に一度フィルター掃除を行ったり、当社では1~2年に一度のエアコンクリーニングをお勧めしています。

エアコンクリーニング

 

また、外出した際の衣服にも汚れとともにウイルスが付着している場合があります。室内にそのまま放置してしまうと他の物にもウイルスが移ってしまうため、洗濯できるものは洗濯し、洗濯できないものは除菌・消毒を行いましょう。また、サル痘の感染者が使用した寝具から他の人へ感染した例があることから、感染者の寝具・衣類は直接的な接触を避け、手袋などを着用して洗濯しましょう。

 

 

もしサル痘かな?と思ったら

もし頭痛や熱が続いた後に発疹が顔や手足に現れたり、サル痘かな?と感じたら、かかりつけ医などお住いの地域の医療機関にご相談ください。医療機関を受診する際には、マスクの着用や発疹部位をガーゼや衣服で覆う等、直接肌が露出しないようにしましょう。

 

 

まとめ

2022年8月現在、アメリカではサル痘で「公衆衛生の緊急事態宣言」が発令されるなど、メディアでもサル痘が大きく取り上げられる機会が増えています。感染しても症状が軽い人が多いと言われていますが、重篤化する可能性も考えられますので、感染症予防対策などの「私たちができる対策」を徹底して行うことで、感染拡大を防ぐことが大切です。

感染症対策

 

当社と京都府内の企業2社の計3社で実施した「京都コロナバスターズ」での消毒作業の様子が、読売テレビに取材されました。とても反響があり大変光栄です。当社では元々、ノロウイルス対策などで消毒・除菌作業を行っていたこともあり、新型コロナウイルスの消毒作業でお声がかかることが多くなりました。今後も皆様のお力になれれば幸いです。

 

参考サイト